■と き : 2026年 3月 8日
■会 場 : 尾道駅前緑地帯

3月8日、尾道緑地帯広場にて「ぶちええ尾道2026」が開催されました。私は今回、実行委員の広報リーダーとして初めて関わらせていただきました。
ぶちええ尾道は東日本大震災の復興支援をきっかけに始まったイベントです。私自身も当時東京で働いており、震度5強の揺れを経験しました。交通機関が止まり帰宅困難となり、不安の中で長い時間を過ごしたことを今でも覚えています。その後結婚し出産を経験し、母になったことで、自分の命より大切な存在があることを知りました。
その大切なものたちが一瞬で奪われてしまう自然災害は今も全国各地で起きています。大切な人や家、暮らしを失くされた方のニュースを見るたび、胸が締め付けられる思いになります。
物事は長く続き引き継がれていくと、はじめの目的を見失いそうになることがあるものだと思います。このぶちええ尾道も、来場者や出店者にとって多くあるイベントの一つとなり、目的が薄れてしまうこともあるかもしれません。
今年は改めて、根源の目的が強く伝わるよう意識して広報を行いました。今年も、東日本大震災で被災されたご家族を持つ来場者の方から「こうして忘れず続けてくださってすごいですね」とお言葉とともに寄付をいただいたと聞きました。
困っている人がいるのだから、自分たちにできることをしたいという外に向いた気持ち。その初心を忘れず持ち続けていきたいと思います。
また、地域で商いをさせていただいている私たちだからこそ、日頃支えてくださっている地域へ少しでも還していきたいという想いから、今年より尾道市内の子ども食堂への寄付も行うこととしました。同じ街に暮らす子どもたちのお腹が満たされることを願っています。
今回のぶちええ尾道を通して、2つの大きな学びがあったと感じています。
1つ目は「社長たちのフットワークの軽さ」です。準備の段階でも様々な大変な作業や状況がありましたが、嫌な顔一つせず「やりますよ」と二つ返事で取り組まれる皆さんの姿がとても印象的でした。
当日、縁日ブースでは景品が足りなくなりそうという想定外の事態が起きました。残りの景品の数、無くなり次第終了にするか、ぶちええの終了時間、楽しみに来てくれる子どもたちの満足度など、様々な要素を瞬時に判断し、縁日チームリーダーの黒瀬さんが「迷ってる時間がもったいない!」と、車に飛び乗り景品を買い足しに行かれました。後から振り返っても、あの判断しかなかったのではないかと思います。決断と行動のスピードに驚かされました。私たち経営者は日々、決断と取捨選択の連続の中にいます。迷った時には、あの時の姿を思い出したいと思います。
2つ目は「立場が人を育てる」ということでした。半年間、藤原実行委員長の姿を間近で見させていただきながら、そのことを強く感じました。
同友会歴も浅く右も左も分からない状況の中で実行委員長を引き受けられ、様々な方面への調整や途中起こったトラブルにも真摯に向き合いながら、一つ一つ乗り越えていかれる姿から、私自身も多くのことを学ばせていただきました。
実行委員長が掲げた今年のテーマ「笑顔に集う」。会場にはたくさんの笑顔があり、私たちも笑っていました。その言葉通りのぶちええ尾道を体現されたのではないかと思います。
私は今年で青年部を卒業となりますが、最後にこのイベントに関わらせていただけたことを大変嬉しく思います。
ありがとうございました。
有限会社木曽サイクル
木曽 智子

