今回の尾道青年部5月例会は、今期最初の例会として「超越~まずはお前がぶっちぎれ!~」というスローガンのもと、会員一人ひとりが自社のビジョン、超越すべき頂き、そして倍にするものを発表する形で開催されました。今回の例会で特に印象的だったのは、単なる目標発表ではなく、一人ひとりが自分の会社、自分自身、そしてこれから向き合うべき課題を率直に言葉にしていたことです。売上を倍にする、客単価を倍にする、社員数を増やす、新規事業に挑戦する、SNSで認知を広げる、地域に必要とされる会社になるなど、それぞれの事業や立場に応じた具体的な挑戦が語られました。
中には、まだビジョンが明確に定まっていないことを正直に話す方や、自分の過去の経験、採用への不安、家族や社員への思いを打ち明ける方もおられました。その姿から、尾道青年部が単に格好の良い目標を発表する場ではなく、自分の弱さや迷いも含めて共有し、仲間と共に前に進んでいく場であることを強く感じました。
その後の発表では、会員それぞれが自分のビジョンを語りました。美容業、製造業、福祉、教育、食品、建設、防災、観光、自動車など、業種は違っても、共通していたのは「今のままでは終わらない」「もっと良い会社にしたい」「地域や社会に必要とされる存在になりたい」という強い思いでした。
売上や数字の目標だけでなく、「孤独のない世界をつくる」「地域に根ざし、技術を次世代につなぐ」「人と暮らしを支える会社になる」「防災を通じて人の命や文化を守る」「障がいのある方が自分で稼ぐ力を持てるようにする」など、それぞれの経営者の根っこにある思いが言葉になっていたことが、とても印象に残りました。
発表が終わるたびに、会場からは拍手と「やれるよ!」という声が飛び交い、挑戦する人を本気で応援する空気がありました。普段はなかなか口にできない大きな目標や、少し恥ずかしいくらいの夢も、この場だからこそ言葉にできる。そんな心理的安全性のある場が、尾道青年部にはあるのだと感じました。
閉会挨拶では、多田副部会長から「今期一発目の例会として、むちゃくちゃ良い例会になったのではないか」と話がありました。まさにその言葉通り、今回の例会は一人ひとりが自分自身と向き合い、仲間の前で覚悟を言葉にする、とても熱量の高い時間となりました。
今回の例会を通じて改めて感じたのは、ビジョンや目標は、ただ頭の中で考えているだけではなく、人前で言葉にすることで初めて動き出すということです。そして、それを受け止め、応援してくれる仲間がいるからこそ、経営者はもう一歩前に進む勇気を持てるのだと思います。
今期のスローガンである「超越~まずはお前がぶっちぎれ!~」、その言葉の通り、まずは自分自身が変わり、行動し、挑戦していくこと。その覚悟を会員全員で共有できた、非常に実りの多い5月例会となりました。